統合失調症の治療法にはどのようなものがあるのか

統合失調症は100人に1人(約1%)の割合で発症すると言われており、決して稀な疾患ではありません。

昔は原因が全く分かっていなかったため治療法が確立しておらず、患者さんに大きな不利益が生じていた時代もありました。

現在では少しずつ疾患の原因も分かり始め、それによって治療法も確立されてきています。

病気の治療は患者さん個々人によって異なるため、「必ずこのような治療します!」と言えるようなものではありません。統合失調症も同様で、個々人に対応した治療法をここで全て紹介するのは難しいのですが、一般的な治療法というものをここでは紹介してみたいと思います。

1.統合失調症の治療概略

統合失調症の治療を大きく分けると、急性期と慢性期に分けられます。

急性期は激しい幻覚や妄想といった陽性症状が目立つ、エネルギーの高い時期です。この時期の治療の中心は「お薬(薬物療法)」になります。特に初めて幻覚・妄想が発症してしまった時、患者さんが自ら「これは幻覚だ!」と気付けることはほとんどありません。

周囲からみたら明らかに幻覚妄想であっても、本人にとっては非常に現実味のある体験であり、これは「真実」として認識されてしまうことが普通です。

患者さんが自分で「これは症状なのだ」と気付くことが難しいため、自分の工夫や努力によって改善させていくことが難しいのです。

急性期はお薬の力を借りて、症状を抑えてあげる必要があります。幸い、統合失調症の治療薬である「抗精神病薬」は高い割合で症状を改善させてくれます。

幻覚・妄想などといった精神症状は速やかに改善させることが非常に大切です。これにより脳へのダメージを最小限にすることができ、その後に生じうる社会機能の低下を防ぐことができます。

最近の新しい抗精神病薬(主に統合失調症の治療に使われるお薬)は、脳がダメージを受けることによって生じる脳萎縮を予防するはたらきがあることが報告されていますので、発症後できるだけ早い段階で必要なお薬を使っていく必要があります。

幻覚や妄想が落ち着き、今度はエネルギーが低下した状態になるのが慢性期です。

慢性期はお薬を最小限使いながらも心理社会的治療を優先していきます。お薬は副作用や過鎮静を起こさないために、半年以上安定が続けば、徐々に減薬し必要最小限にしていきます。ただしもちろん減薬できない場合もあり、無理にする必要はありません。

急性期でダメージを受けてしまった脳のリハビリを行い、徐々に生活を取り戻していくことと、再発を予防することが慢性期の目標になります。

慢性期は、意欲低下・無気力・無為自閉などといったエネルギーが低下した陰性症状が主体となり、これを改善させるには地道な治療が必要です。お薬と違い、「飲んでいれば治る」というものではなく、少しずつリハビリをしていったり、病気や症状について正しく認識できるような訓練をしていきます。

慢性期の治療は長くかかりますが、しっかりと取り組めば、社会機能を低下させず、また再発も予防することが可能です。これにより、普通の人とほとんど変わらない生活を送ることも十分可能となります。

2.治療のゴールを間違えないこと

一般的な病気であれば症状を取ることが「治療」となり、症状が消失すれば「治療が成功した」と言います。

例えば、風邪を引いてしまい熱や咳が出ている状態であれば、熱が下がり、咳が治まれば「風邪が治った」と考えます。

統合失調症においても基本的にはこの考え方で良いのですが、統合失調症は幻聴や妄想といった一部の派手な症状に目を奪われがちであるため、これらの症状が治まっただけで「治療成功」と勘違いしてしまうことがあります。

これは大きなあやまりです。

幻覚・妄想といった「本来ないはずのものが出現してしまう症状」を陽性症状といいます。陽性症状は統合失調症における主要な症状の1つですが、症状のすべてではありません。

【陽性症状】
本来ないはずのものが「ある」と感じるような症状。「本来聞こえない声が聞こえる」幻聴や、「本来ありえない内容をあると思う」妄想などがある。

統合失調症の症状は他にも、

【陰性症状】
本来あるはずの能力がなくなってしまう症状。意欲低下・無気力・無為自閉など

【認知機能障害】
ものごとを適切に認識して判断することができなくなってしまう。集中力低下・判断力低下・理解力低下など

などがあります。

陽性症状のみを取るのが治療のゴールではありません。陽性症状はお薬によって比較的改善させやすいのですが、陽性症状だけが治った状態というのは、まだ「治療の途中」でしかありません。

陰性症状や認知機能障害などの症状もできる限り改善させ、

・できる限り不自由なく日常生活を送れるようにする
・できる限り、本人が希望する社会復帰ができるようにする

というところが本当のゴールなのです。

統合失調症の患者さんの治療をしていると、本人や家族が時々治療のゴールを勘違いしてしまっているのを見かけます。

幻聴や妄想がある程度改善したため、「もうすっかり良くなりました」というのですが、よく聞いてみると、意欲低下・無為自閉などで一日中家で何もせずに過ごしていたり、認知機能障害により自分では身の回りのことができずに家族にほとんどやってもらっているという場合があります。

これは「統合失調症の治療が成功した」状態とはまだ言えません。「陽性症状は改善したけど、その他の症状は残っている状態」であり、まだ治療の途中段階だというのが正解です。

統合失調症は陽性症状が派手で目立つため、陽性症状の治療のみで「治療されている」と勘違いされやすいのですが、治療のゴールはもっと先であることを誤解しないようにしましょう。

3.抗精神病薬について

統合失調症の治療のうち、特に急性期に主体となるのが「薬物療法」です。そして統合失調症では、主に「抗精神病薬」が用いられます。

抗精神病薬は特に幻覚や妄想といった、統合失調症の陽性症状には非常に有効なお薬です。これらの症状を改善させる作用の他、これらの症状が再発しないようにする「再発予防効果」もあります。

そのため、抗精神病薬は陽性症状が激しい時期にはしっかりと投与して症状を改善させ、陽性症状が落ち着いてきたら必要最小限の量にまで減薬し再発を予防させるという使い方が基本になります。

抗精神病薬の中でも1990年頃から使われるようになった第2世代(非定型)抗精神病薬は、陰性症状や認知機能障害といった症状にも多少効果があるとは言われています。しかしその効果は十分ではないため、これらの症状をお薬だけで何とかしようとするのは良い方法とはいえません。

陰性症状の改善を目指してどんどん抗精神病薬の量を増やしていけば、過鎮静などの副作用でかえって悪化してしまうでしょう。

統合失調症とお薬については「統合失調症で使われる薬にはどのようなものがあるのか」に詳しく書いていますので、ご覧ください。

4.心理社会的治療について

統合失調症の治療はお薬だけではありません。

むしろお薬は補助的な治療法であり、治療の主体になるのは「心理社会的治療」になります。

心理社会的治療というのは、患者さんの心理面や社会面にアプローチし、自分の症状に対して偏見や誤解なく理解できるようにし、社会復帰を促していく治療法になります。

お薬以外に、このような心理社会的治療を併用していくことで、患者さんは徐々に日常生活や社会生活に復帰することができるようになります。

心理社会的治療は、主に陰性症状や認知機能障害を改善させ、患者さんの生活能力を回復させます。また症状に対する正しい認知を学ぶことで、陽性症状を自分でコントロールできるようにしたり、再発しかけている時に自分でそれに気付けるようにすることも目指します。

心理社会的治療にはいくつかの方法がありますが、代表的なものを紹介します。

Ⅰ.社会生活技能訓練(SST)

SST(social skill training)は社会生活に必要な技能を学んでいく訓練です。

統合失調症では陰性症状や認知機能障害によって社会的機能が低下してしまっているため、訓練によって回復を目指します。

SSTでは講義などの形式をとって実際に社会で必要な知識を教えたり、実践演習を通して社会機能の回復を目指していきます。また、その際に認知(=ものごとのとらえ方)にかたよりがある場合は、認知行動療法的に「考え方のかたりより修正する」といった方法を併用することもあります。

SSTで行われることは多岐に渡りますが、基本的には日常生活や社会生活におけるコミュニケーションについての技能を中心に行っていきます。

一例を挙げると

「挨拶の基本」
「ビジネスマナー」
「仕事中に困った時の対処法」

などを講義で学んだり、実際にそのような状況に遭遇したという設定で実践演習をしたりしていきます。

SSTで大切なのは、漠然とした状況に対しての対応法を学ぶのではなく、具体的な状況、例えば、「職場で同僚に仕事を頼みたいとき、どのように頼めばいいか?」などという具体的な状況に対する対処法を1つずつ考えていく、という点です。

これは統合失調症で生じる認知機能障害は、個々の認知は比較的出来るのだけども、全体的な状況を認知するのが苦手だという特徴があるためです(「統合失調症で認められる認知機能障害とはどのような症状なのか」参照)。

そのため、1つずつ1つずつ、「その状況になったらどうするか」を考えていく方が患者さんは理解しやすく、実際の生活にも生かしやすいのです。

つまり、先ほどの「職場で同僚に仕事を頼みたいとき、どのように頼めばいいか?」というコミュニケーション練習であれば、

「同僚が忙しそうだったら、どうしたらいいか?」
「同僚にイヤな顔をされたら、どうしたらいいのか?」
「同僚が快く引き受けてくれたら、どうお礼を言えばいいのか?」

など、1つずつ考えていきます。気が遠くなるかもしれませんが、少しずつ時間をかけて確実に学んでいけば必ず社会復帰に役立ちます。

SSTは社会に復帰していくために欠かせない治療法の1つです。

Ⅱ.精神科デイケア・作業所

精神科デイケアは病院や公共施設などで行われている、特定の患者さん(精神疾患患者さんなど)が集まる場のようなものです。決められた時間に決められた場所で過ごし、そこでメンバーとお話をしたり、運動をしたり、レクチャーやプログラムに参加したりなどして過ごします。

作業所は、実際に作業を行う場であり、社会復帰のリハビリとしての役割があります。喫茶店で接客をしたり、箱折りやものづくりを行ったりと作業をするため、集中力をつけるリハビリになり、また手当も多少もらうことができます。

どちらも特定の時間に一定の場所にいる訓練になります。これは生活リズムを安定させ、日中に健康的な活動をしてもらうことになり、また就労などに向けたリハビリにもなります。作業所では、作業を行うことで、社会技能の獲得や集中力の訓練などにもなります。仕事のやりがいを感じてもらったり、そこから仕事につながることもあります。

Ⅲ.疾患教育

統合失調症という病気について正しく理解することは重要です。

統合失調症は、お薬の飲み忘れや通院自己中断などのよる再発が少なくありませんが、これは「病気についての理解が不十分であったこと」が大きな原因を占めます。抗精神病薬が再発予防の効果を持っていることは多くの研究から明らかであり、再発を予防するためにはお薬の服薬を継続することは欠かせません。

服薬を止めてしまった場合、2年以内に90%の確率で再発してしまいますが、服薬をしていればこれは30%以下に抑えることが可能です。

お薬を服薬するのは「イヤだ」「面倒だ」と感じるかもしれませんが、服薬することのメリット、服薬しないことのデメリットをしっかりと説明すれば、服薬を了解してくれる患者さんがほとんどです。

【服薬のメリット】
・再発予防効果がある
・脳をダメージから保護するはたらきがある
・社会機能を保つことが可能となる

【服薬しないことのデメリット】
・再発しやすくなる
・再発すると脳がダメージを受け、脳萎縮が進み、社会機能が低下してしまう
・再発して幻覚妄想状態となれば、周囲に迷惑をかけてしまう可能性がある

また病気について正しく知るようになると、お薬をしっかり服薬してくれる割合も高まります。また自分の症状と上手に付き合っていけるようになることも少なくありません。

Ⅳ.認知行動療法

認知行動療法をいうと、うつ病や不安障害などに対して用いられる治療というイメージがある方が多いかもしれません。うつ病・不安障害では「考え方のクセの修正」を目指します。落ち込みやすい(あるいは不安になりやすい)自分の考え方のクセを理解し、それをどう考えれば修正できるのかを学び、日常生活で実践していきます。

しかし認知行動療法は、うつ病や不安障害だけに有効な方法ではありません。統合失調症においても有効な治療法の1つなのです。

統合失調症では、主に幻覚や妄想といった陽性症状に対して「その症状を正しく認知する」ことを目指して認知行動療法を取り入れてきます。

幻覚・妄想が発症してしまうと、周囲からみたらそれが明らかに異常な幻覚・妄想であっても、患者さん本人にはそれが真実の出来事だと「認知」されてしまいます。

陽性症状の妄想では、最初「妄想気分」という「何かよく分からないけど、これから恐ろしい事が起こりそうな感じがする・・・」という不気味な感覚に襲われます。このような不気味な感覚に包まれている時、何らかの出来事が起こってしまうと、それを被害的に「認知」するという意味づけがなされててしまい(これを妄想知覚と言います)、被害妄想が形成されてしまうのです。

妄想気分に包まれている時、家の周りをたまたま散歩している人を見ると、「あいつは俺を監視している悪の組織の一員ではないか」「いや、そうに違いない」と考えてしまうのです。

これは病気によって認知のかたよりが生じてしまった結果、生じた被害妄想だと考えることができます。

こうならないように防ぐためには、

  • 統合失調症という病気について正しく知る事
  • 認知のかたよりが生じかけた時、それを修正できる術を持っている事

が重要になります。

認知行動療法では、認知のかたよりが生じ始めた時、そのまま被害妄想に突き進むのを止める認知を行えるような訓練をしていきます。

先ほどの、「妄想気分に包まれている時、家の周りをたまたま散歩している人を見た」例だと、

「あいつは悪の組織の一員ではないか」

と考えてしまう機序について患者さんに理解してもらい、その上で、

「いや、でもそれ以外の可能性はないだろうか」
「あの人が悪の組織の一員であるという証拠は何だろうか」
「たまたま散歩していたという可能性はありえない事なのだろうか」

などと色々な角度から認知の可能性を検討できるように訓練していきます。

また、

「そういえば昔もこんな事があって、それは被害妄想だったな」
「これはいつも被害妄想が出現するパターンに似ている」

と過去の経験に基づいた認知の修正を行えるようにしたり、

「先生にこれが被害妄想なのか真実なのか明日相談に行ってみよう」
「信頼している家族にも聞いてみよう」

など自信が持てない場合は信頼できる他者の意見も聞けるように視野を広げるような訓練もしていきます。

実際に幻覚・妄想を体験すると、それは「絶対的な真実として感じられるもの」であるようであり、これを正しく認知できるようになるのにはある程度時間をかけて訓練する必要があります。しかし、このような訓練を行うことで幻覚・妄想と上手に付き合うことができている患者さんは少なくありません。

認知行動療法が上手くいき始めると、診察中にも、

「最近、◯◯さんが自分の悪口を言っているように思うんですけど、先生これって被害妄想ですかね?」

と患者さんから相談してくれるようになってきます。

このように「これは妄想かもしれない」という認知を持てるようになると、私たち治療者としては一安心です。再発の危険を大きく下げることが出来るからです。

認知の修正が出来るようになると、例えば幻聴が聞こえてきても、「これは幻聴だ」と気付き「聞き流そう」「気にしないようにしよう」と対処できる可能性が高くなります。これは再発予防に大きく貢献する他、お薬の量をどんどん増やす必要もなくなります。

Ⅴ.家族療法

統合失調症では、患者さん本人のみならず患者さんのご家族の方にも治療に協力してもらうことが欠かせません。

ご家族は統合失調症の患者さんと一番長く、そして深く接していく方々になります。そのため、ご家族が患者さんにどう接するのかというのは、経過に非常に大きく関わってきます。

具体的には、まずはご家族に統合失調症ついて正しく知ってもらうことが第一です。時々、ご家族であっても統合失調症という疾患に誤解と偏見を持っていることがあります。これは非常にまずいことで、誤解と偏見を持って患者さんに日々接していれば経過が良くなるはずもありません。

また、統合失調症という病気について深く知らないがために間違った接し方をしているご家族も珍しくありません。

「下手に刺激してまた妄想状態になったら困る」と考え、腫れ物に触るように接してしまったり、「そっとしておいた方がいいのではないか」と考え、必要なコミュニケーションまでも取らなくなってしまうケースが見かけられます。

統合失調症の再発と家族の関わり方は大きく関係していることが分かっており、接し方を誤ると再発率は5倍に上がるという報告もあります(「うつ病、統合失調症などの再発率を5倍も上げてしまう高EEとは?」参照)。

家族が統合失調症という疾患について正しく学び、正しい接し方をすることは非常に大切です。

最近では病気について分かりやすく説明している本もあります。また、当サイトでも疾患について詳しく説明していますのでぜひ参考にしてみてください。あるいは診察に同席して主治医に聞いてみたり、家族会などに参加して学んでみても良いでしょう。

また家族からの情報というのは、私たち治療者が治療をしていく上でも非常に重要な情報であり、家族との良好な連携を取れていることは、患者さんの経過を良くすることに大きく貢献します。

一方で日々患者さんをサポートしないといけないご家族には、ストレスがかかりやすいのも事実です。ご家族が疲弊してしまわないようなケアも大切で、これも主治医と相談したり、家族会などで色々なご家族の息抜き方法を参考にしていきましょう。

5.電気けいれん療法について

電気けいれん療法(ECT)は、難治性の統合失調症患者さんに対してしばしば検討される治療法の1つです。

安全性は高い治療法なのですが、「頭に電気を流す」というと怖いイメージを持つ方がほとんどだと思いますので、お薬が効かない方など限られた患者さんのみに行われ、統合失調症の患者さん全員に行うような治療法ではありません。

電気痙攣療法は、頭の左右のコメカミに電極を当て、電気を流すという方法になります。怖い治療法だというイメージを持たれていますが、現在の電気けいれん療法は、患者さんに十分な麻酔を使って痛みや苦しみを感じないようにしたり、万が一にも危険な状態にならないように呼吸や循環をしっかりと管理しながら行っていますので、安全性は非常に高いものとなっています。

重篤な副作用が生じる可能性はほとんどなく、一時的なせん妄や頭痛などは生じることがありますが、ほとんどは一過性で後遺症の残るものではありません。

電気けいれん療法の最大のメリットは、「治療効果が高いこと」です。お薬をいくら使っても治らなかった患者さんが電気けいれん療法を行ったら改善してきた、という事は精神科医をしていると時に経験します。

反対にデメリットとしては、

・効果はずっとは続かず、定期的に電気けいれん療法を行う必要がある

ことが挙げられます。

電気けいれん療法は、通常は1回だけで終わることはなく、何回か受け続ける方法が一般的です。厳密に何回、というのは決まっておらず、疾患や症状によって異なってきますが、週2~3回、合計で6~15回ほど行われます。

電気けいれん療法については「電気けいれん療法(ECT)とはどんな治療法でどんな人に効果があるのか」で詳しく説明していますので、ご覧ください。