身体が疲れていたり、精神的なストレスが続くと、
「何だか最近、動悸が多い・・・」
「時々、脈が飛んでる感じがする」
と、脈の異常(=不整脈)を自覚する事があります。
不整脈は心臓自体に異常があって生じる事もありますが、このように過度なストレスが続く事によっても生じる事があるのです。
ストレスは不整脈のみならず、頭痛、下痢、めまいなど身体に様々な症状を引き起こします。ストレスで頭痛が生じたりお腹を壊したりしても様子をみる方は多いのですが、不整脈となるとみなさん結構心配されるようです。
心臓は命に直結する重要な臓器ですので、心臓に異常が生じる不整脈はみなさんとりわけ深刻になるのでしょう。
ストレスによって生じる不整脈はどのような機序で生じるのでしょうか。これは身体に害のあるものであったり治療が必要なものなのでしょうか。
また、不整脈がストレスによるものなのかどうかというのはどのように判断したら良いのでしょうか。
ここではストレスと不整脈について詳しくお話させて頂きます。
目次
1.ストレスで不整脈が生じる理由
不整脈というと、「心臓が悪いと生じる」というイメージを持たれている方が多いかもしれません。
もちろん心臓に問題があって不整脈が生じる事もあります。
しかしそれ以外にもホルモンの異常であったり、肺疾患などでも生じる可能性がある他、身体的ストレス(過労や寝不足、痛みなど)・精神的ストレスでも生じる可能性があります。
ではどうして過度なストレスに晒され続けると不整脈が生じてしまうのでしょうか。
この機序を理解するためには、私たちの身体の中の「自律神経」について理解する必要があります。
私たちの身体には自律神経という神経があります。自律神経は私たちの身体の状況に応じて適切に「自動で」はたらいてくれる神経になります。
例えば私たちの心臓は自分で意識しなくても勝手に脈を打ってくれています。全身にたくさん血液が必要になると、勝手に心拍数を上げてくれます。走ったり重いものを持ったりすると、勝手に心拍数は上がっていますよね。
呼吸も同じで、意識しなくても呼吸は勝手に行われています。更に全身にたくさんの酸素が必要な時は勝手に呼吸数を増やしてくれます。
このように自律神経は、私たちの意識とは関係なく自律して臓器を動かし、更に状況に合わせて臓器のはたらきを適切に調整してくれているのです。
この自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類があります。この2つがうまくバランスを取る事で、全身の臓器は適切に活動しています。
交感神経は「緊張・興奮」の神経です。交感神経が活性化すると身体は興奮状態になります。例えば走ると心拍数が上がるのは、交感神経が興奮して心臓を活性化させるためです。
一方で副交感神経は「リラックス」の神経です。副交感神経が活性化すると身体はリラックス状態になります。例えば家でゆっくりくつろいでいる時に心拍数が下がるのは、副交感神経が興奮する事で心臓を休めているからです。
自律神経は通常、日中の活動期間には交感神経が主に活性化し、夜間の休息期間には副交感神経が主に活性化しています。
このように交感神経が活性化している時と副交感神経が活性化している時のバランスが取れていると体調は安定します。夜にしっかりと身体を休める事が出来るため、日中にはしっかりと身体を動かせるわけです。
しかし長期的にストレスを受け続けると、この自律神経のバランスが段々と乱れてしまいます。
ストレスを受けると身体は興奮・緊張状態になるため交感神経が活性化します。そしてストレスを受け続けるという事は、交感神経をずっと活性化させ続けるという事になります。
夜、家に帰ってゆっくり休まないといけないのに、家に仕事を持ち帰ったり、仕事であったイヤな事を思い出したりすれば、夜も交感神経が活性化しっぱなしになります。すると心身はゆっくり休めません。眠りも浅くなってしまいます。
このような状態が続けば、24時間常に緊張状態でいるわけですから、心身は不調になっていくわけです。様々な不調が出るようになり、その1つが「不整脈」になります。
交感神経がずっと活性化してしまうと、心臓も常に頑張り続ける事になります。すると動悸が出やすくなったり、不規則な脈が出てしまったりするようになるのです。
また交感神経が活性化していると緊張状態になるため感覚が研ぎ澄まされ、敏感になります。実際には脈は不整になっていないのに不整脈を感じるという方もいますが、この場合は交感神経が活性化している事で感覚が敏感になり、いつもより心臓の鼓動を感じやすくなっているためだと考えられます。
このような機序によってストレスで不整脈が認められるのです。
2.不整脈は何が問題なのか
心臓は本来、規則正しく脈を打っています。
脈拍というのは心臓の収縮を表しています。心臓は収縮する事で中に入っている血液を全身に送り出します。血液中には酸素や栄養が含まれているため、これを全身に送る事で、身体の各臓器は酸素や栄養を受け取り、生命維持に必要な活動を行う事が出来るのです。
この脈拍に異常が生じている状態は「不整脈」と呼ばれます。
不整脈は、
- 脈拍が多すぎる(頻脈)
- 脈拍が少なすぎる(徐脈)
という脈拍の「数」の異常と、
- 脈拍の間隔が不規則(期外収縮)
という脈拍の「リズム」の異常があります。
安静時の成人の正常な脈拍数は40~100回/分程度になります。そして正常であれば脈拍は規則正しく、同じような間隔で拍動が続きます。
心臓が規則正しく・適度な数の脈を打つ事は、全身に効率良く血液を送るためです。ではこれが損なわれる不整脈はどのような問題が生じるのでしょうか。
脈拍が多すぎれば血液は全身にたくさん流れますが、この状態が長く続けば心臓は疲弊してしまいます。心臓がへばってしまうと今度は十分に収縮できなくなってしまい、このような状態は心不全と呼ばれます。
反対に脈拍が少なすぎれば、全身に流れる血液量が足りなくなり、全身の臓器が酸素・血液不足に陥ります。とりわけ早期に症状が現れるのが「脳」で、脳の血流が足りなくなれば意識消失や失神を引き起こします。
脈拍のリズムが不規則であれば、上記の頻脈と徐脈の状態がそれぞれ生じる可能性がある他、血液の流れに乱流が生じてしまい、「血栓(血のかたまり)」が生じやすくなります。
血栓が血管内を流れてしまうと、どこかの血管で詰まってしまう危険があり、これは脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こします。
ちなみにこのうち、ストレスで生じる不整脈は「頻脈」と「期外収縮」が多くなります。ストレスによって交感神経が緊張すると心拍数は上がる方向に向かうため、ストレスで徐脈性の不整脈はあまり生じません。
3.ストレスで生じる不整脈に害はあるのか
ストレスによって交感神経が興奮すると、心臓が常に緊張状態となるため、
- 頻脈性の不整脈
- 期外収縮
などが生じます。
このようにストレスで生じる不整脈は、何か身体に害を引き起こすのでしょうか。
先ほどの例のように頻脈が続く事で心不全になったり、期外収縮が続く事で脳梗塞や心筋梗塞が生じたりという事はあるのでしょうか。
実は、一過性の不整脈や、短期間のみの不整脈であれば、たとえ不整脈が生じたとしても、このような大きな問題が引き起こされる事はありません。
例えば時々1拍だけ脈が飛ぶ、という場合は、確かに気にはなるかもしれませんが、たまにしか起きないのであればそれで心臓が疲弊してしまったり、血栓が出来たりする事はありません。
この場合は不整脈はあるものの、大きな害や問題はない事になるため、基本的には経過観察で問題ありません。
しかしストレスが長期間続き、慢性的に頻脈性の不整脈や多発性の期外収縮などが生じると身体に害が生じる生じる可能性はあります。
実際、うつ病などで精神的ストレスを感じやすい方は、そうでない方に比べて心筋梗塞を引き起こしやすいという報告もあります。
ストレスで不整脈が生じたからといって、すぐに重篤な状態が起こる可能性は低いと考えて問題ありませんが、その状態が長期間続けばやはり心臓に負担はかかり、身体に害が生じる可能性はあるのです。
4.ストレス以外で生じる不整脈の原因
不整脈が認められた時、それがストレスで生じている可能性はもちろんあります。
しかしそれ以外の原因で不整脈が生じている可能性も否定できません。
不整脈を自覚された時、多くの方が心配することが「心臓に異常が生じているのではないか」というものです。心臓は私たちの臓器の中でも特に重要な臓器であるため、とりわけ不安になってしまいますよね。
不整脈が生じた場合、ストレス以外の原因としてはどのようなものが考えられるのでしょうか。
不整脈の原因となる疾患は数多くあり、それをすべて羅列してもわかりにくくなってしまいますので、ここでは代表的な不整脈を生じる疾患について紹介したいと思います。
Ⅰ.心疾患
実際に心臓に問題があって、不整脈が生じている事もあります。
心臓の弁に異常をきたしている弁膜症や、心臓の筋肉(心筋)が障害を受けてしまっている心筋症や狭心症・心筋梗塞などでは不整脈が生じやすくなります。
心臓の異常は心電図の他、胸部レントゲン検査や心臓超音波検査を行う事で診断が行われます。
Ⅱ.貧血
貧血で不整脈が出現してしまうこともあります。
貧血というのは全身に酸素を運ぶ役割を持っている「赤血球」が少なくなっている状態です。
このような状態になってしまうと、全身に十分な酸素を運ぶには「心拍数を増やす」しかないため、心拍数が増えやすくなります。すると動悸が生じやすくなります。
またこの状態が長く続けば心筋は疲弊してしまいため、これも不整脈が生じやすくなる原因になります。
貧血は、特に女性の方で注意すべき疾患になります。
栄養(特に鉄分)の摂取不足であったり、月経での出血が多い方だと貧血になりやすくなります。
貧血になっているかどうかは診察所見でも推定できますが、血液検査をすることで正確に判断することが出来ます。
Ⅲ.甲状腺の異常
甲状腺ホルモンに異常をきたすと、不整脈が出現することがあります。
甲状腺ホルモンは代謝を亢進させるホルモンです。そのため甲状腺ホルモンが多ければ心拍数は上がり、少なければ心拍数は下がります。
甲状腺ホルモンも血液検査で測定することが出来ます。
Ⅳ.電解質異常
ナトリウム、カリウム、カルシウムなどの電解質の量が異常になると、不整脈が生じやすくなる事が知られています。
これらの電解質は神経が電気刺激を伝導するのに必要な物質になります。その量が異常になると、神経は正常に刺激を伝導できなくなるため、心臓の収縮も不規則になりがちになるのです。
電解質も血液検査で測定することが出来ます。
5.不整脈の原因の見分け方
過剰なストレスは不整脈を引き起こすことがあります。
しかし不整脈の原因はストレスだけではありません。前項で説明したように、他の疾患で不整脈が生じることもあります。
では不整脈が生じた時、その原因が「ストレスなのか」「それとも身体の異常なのか」というのはどのように判断したらよいでしょうか。
この見分け方はなかなか難しいことも多いのが実情です。
ストレスと不整脈がどれくらい関連しているのかを測定する事ができれば、「ストレスが〇〇%以上になると不整脈が出やすい」と測定でき、両者を鑑別できるのでしょう。
しかしストレスというのは数値化できないため「今自分にストレスがどのくらいかかっているのか」を客観的な指標として算出することはできません。
両者を見分けるためには、「身体疾患から先に除外する」のが原則となります。まずは検査をする事で診断が行いやすい身体疾患から調べて、それで異常が見つかれば身体疾患、見つからなければ精神的原因、という流れで考えます。
ストレス性よりも身体疾患の方が検査によって明確に特定できます。例えば貧血が原因で不整脈が出ている場合、血液検査で赤血球を調べれば貧血があるかは客観的に評価できます。
反対にストレスで不整脈が出ている場合、それを客観的指標で評価できる検査というのはありません。
このような理由から精神的原因から除外しようと考えると困難になります。
迷った場合はまずは内科などの身体科を受診し、身体疾患から除外するようにしましょう。
身体疾患の可能性がなく、ストレスが疑われたら、次に「ストレスと不整脈の関連」を出来る限り正確に見るようにしましょう。
例えば仕事が大きなストレスになっているのであれば出勤日と休日の不整脈の差を正確に記録すると分かりやすいでしょう。ストレスが原因なのであれば不整脈の頻度は出勤日に明らかに多くなるはずです。
反対に貧血が原因などであれば、出勤日と休日に不整脈が生じる頻度はそこまで変化はないはずです。
6.ストレスで不整脈が生じたときの対処法・治療法
ストレス以外が原因で不整脈が生じているのであれば、その原因に応じた対処法が必要になります。
例えば貧血が原因なのであれば止血処置や食生活の改善、鉄分摂取が治療になるでしょう。甲状腺疾患が原因なのであればお薬によって甲状腺ホルモンを適正値にしてあげる必要があります。
ではストレスが原因で不整脈が生じているときは、どのような対処法・治療法があるのでしょうか。
「不整脈」に限らず、ストレスで症状が出ている際に共通する対処法になりますが、紹介させていただきます。
Ⅰ.ストレスから離れる
ストレスが不整脈の原因なのであれば最良の治療はもちろん、ストレスから離れることです。
例えばどうしても苦手な上司がいて、その上司に報告する事が多いと不整脈も多く出やすいという場合は、なるべくその人には近づかないようにする事が医学的に見れば正解です。
しかし「ストレスの原因から離れる」という方法は、現実社会では必ずしも行える対処法ではありませんね。「仕事がストレスなので今日は休みます」という事は普通は出来ません。
ストレスから離れることは簡単なことではありません。簡単に離れられれば、ストレスで悩む方はこんなにいないはずです。
しかし、だからといって諦めてはいけません。
苦手な対象から少しでも距離を取る、離れる時間を増やす工夫は出来る限りやってみましょう。例えば仕事がストレスであるならば、なるべく早く帰宅できるように仕事の効率を上げる工夫をしてみる、昼休みは職場から離れて外で食事を取る、などちょっとした工夫でできる事もあるはずです。
ストレスをゼロにする事は現代社会では困難です。しかし多少でも軽減させることは多くの場合で可能で、それは意味があることです。
自分で出来る中で、ストレス軽減が出来ないかを工夫してみましょう。
Ⅱ.ストレス発散の手段を持つ
ストレスによって不整脈が生じている場合、一番の解決策は前項の「ストレスから離れること」に尽きます。
しかしこれは現実的にはなかなか難しい事もお話ししました。そのため現実的な方法として取り入れて頂きたいのは、「受けたストレスを発散する事」です。
ストレスを無限に溜め込める人はいません。どんなにメンタルが強そうに見える方であってもストレスを受け続ければ必ず自律神経のバランスは乱れていきます。
そのため強いストレスを受け続けて方は、定期的にストレスを発散できる時間を必ず作らなくてはいけません。
ストレスを発散する具体的な方法というのは、人によって異なります。大切なのは「自分が心から楽しいと思える行動」か「副交感神経を活性化させる行動」のどちらかをすることです。
「自分が心から楽しいと思える行動」というのは、その人によって異なるため、一概に言えるものではありません。
「カラオケで思いっきり歌う」
「友達に心ゆくまで愚痴を話す」
「スポーツで汗を流す」
などが人気の行動ですが、人によって異なります。カラオケを「楽しい」と感じる人もいれば、「あんなうるさい場所じゃストレスがたまる」という方もいます。
「副交感神経を活性化させる行動」というのは「リラックス状態」を作れるような行動です。例えば、
「銭湯で温泉にゆっくりつかる」
「静かな場所でゆっくりと好きな本を読む」
「いつもより少し多めに眠る」
などがあります。
Ⅲ.オンとオフを意識した生活を
ストレスを受け続けていると、常に緊張の神経である交感神経が活性化した状態になってしまいます。この状態が続くと「緊張」⇔「リラックス」の切り替えがうまくいかなくなります。
通常私たちは、日中は仕事などで交感神経のスイッチがオンになっていますが、夜は身体を回復させるため副交感神経のスイッチがオンになります。
これが仕事が終わっても交感神経がオンになっているままだと、いつまでも身体は休まりません。心臓も常に興奮状態にあるため、不整脈も生じやすくなってしまいます。
このように交感神経がずっと活性化してしまうような状態を防ぐには、意識して生活にメリハリをつけることです。
仕事を自宅に持ち帰るという方は、仕事が終わったあとも交感神経がオンになってしまいやすい環境を作ってしまっている事を自覚しなければいけません。休日も仕事が頭から離れない方も、交感神経を常にオンにしてしまっている事を自覚しましょう。
「仕事中はしっかりと集中する」
「仕事が終わったら仕事の事は考えない」
などのメリハリをつけた生活は、自律神経のバランスを整えるためにも非常に大切になります。
Ⅳ.生活習慣を改める
ストレスを受けているときというのは、生活習慣も悪くなりがちです。
強いストレスを受け続けていると、
- 過食、やけ食いが多くなる
- 食生活が不規則になる
- つい夜更かしをして睡眠不足となる
- タバコの本数が増える
- 飲酒量が増える
といった生活習慣の悪化が起こりやすい傾向にあります。みなさんもストレスが溜まっている時についやってしまった経験があるのではないでしょうか。
上記はストレスを短絡的に解消する方法になるため、ストレスをとりあえずすぐに解消したいという場合に無意識に取られやすい行動なのです。
しかしこれらの方法はその行動を行っている時だけ、一瞬満足感を得られてストレス解消になりますが、長期的にはむしろ心身の状態・自律神経のバランスを更に悪化させるものになります。
ストレスを受けているときこそ、このような行動を控えることが大切です。強いストレスを受けている時こそ、意識して、
- 三食規則正しく食べる
- 夜はしっかり眠る
- タバコ・アルコールは控えめに
を意識しましょう。それによって不整脈が更に悪化することを防ぐことが出来ます。
Ⅴ.補助的にお薬を使うことも
場合によっては、お薬で不整脈を抑えてあげることもあります。
とは言っても不整脈をおさえる「抗不整脈薬」を用いるわけではありません。
ストレスで生じた不整脈に対してまず最初に検討されるのは、自律神経のバランスを整えるのに役立つお薬になります。
具体的には、「抗不安薬」などがあります。
抗不安薬は安易に使うべきものでありませんが、不整脈によって生活に支障をきたしていたり、このまま不整脈が続けば将来的に生活に支障をきたす可能性が高そうだと判断されるような場合において検討されます。
抗不安薬は直接心臓に作用するお薬ではありません。しかし抗不安薬は文字通り「不安を和らげる」「緊張をほぐす」作用があるため、これにより副交感神経が活性化しやすい状態が作られ、不整脈が改善することがあります。
実際、抗不安薬の一部は「心身症」に対して適応を持っています。
【心身症】
ストレスが原因となって生じる身体疾患。例えばストレスによって生じる胃潰瘍やストレスによって生じる高血圧など。
どうしてもリラックス状態が作れない状態になっている方は、このようにお薬でリラックス状態を作ってあげることも時には有効です。
ただし、この方法は「お薬の力を借りて治している」だけで根本の解決にはなっていません。一時的にお薬の力「も」借りるという方法は有効ですが、お薬だけで完結してしまわないようにしましょう。