イライラする時に役立つ6つの考え方とイライラを解消する6つの方法

イライラする時に効果的な考え方。イライラ解消法

生きていると、毎日のようにイライラする出来事に遭遇します。

イライラという不快な感情は、自分がその出来事に納得できないことで生じます。

イヤなことがあっても、「これは仕方ない」と納得できることであればイライラはしません。しかし、「それはおかしいだろ!」と思ってしまうような、非常識だと感じる出来事に遭遇するとイライラはやってきます。

電車内など公共の場で大声でしゃべっている人、
図書館で走り回っている子供とそれを注意しない親、
平気で道にタバコをポイ捨てする人、
夜中に爆音で車を乗り回してる人・・・

残念なことに世の中、非常識な人は少なくありません。今は常識を持っている人ほど、イライラしてしまう世の中なのかもしれません。

イライラする時って、どのように気持ちを持っていけばいいのでしょうか。今日はイライラをコントロールするために役立つ考え方、そしておすすめのイライラ解消法を紹介します。

スポンサーリンク

1.イライラ解消に役立つ考え方

イライラという感情は、2つの過程を経て発生します。

  1. ある出来事に遭遇して、
  2. それに対してあなたが「おかしい」「納得できない」と判断する

そのため、イライラを解消するには、1.の出来事に対してアプローチするか、2.の自分に対してアプローチするかの二つの対策に分けることができます。

出来事に対してアプローチするかどうかは、相手によります。見ず知らずの人にイライラした場合は、その人がどんな人なのか分からないので、下手に関わらない方が賢明なこともあります。

それに対して、自分に対してのアプローチはどんな出来事でも使える方法です。自分の考え方をイライラしないような考えに上手に持っていくことができれば、イライラを対処することは十分可能です。

それでは具体的な6つの考え方を紹介します。

ちなみにⅠ~Ⅳは、自分(の考え方)にアプローチする方法、Ⅴ~Ⅵは出来事にアプローチする方法になります。

Ⅰ.非常識な出来事にイライラするのは当たり前だと理解する

明らかに非常識な出来事に遭遇してイライラする時、このイライラはどのように治めればいいのでしょうか。

イライラというものはネガティブな感情なので、イライラしている自分が悪いと考えてしまうことがあります。「こんなことでイライラせずにもっと大人にならないと」「こんなことでイライラするなんて自分は小さい人間だ」と。

これは、一見大人の対応に見えますが、実は良くない考え方です。

悪くもない自分を悪者にして、イライラを無理矢理押し込めても、イライラは治まるはずがありません。
納得できない気持ちが更に強くなり、余計にイライラしてしまうでしょう。

何か非常識な出来事があった時、それに対して「おかしいだろ」「非常識だろう」と怒るのは当然の反応です。何もおかしいことではありません。自分を悪者にするのではなく、「イライラしてしまうのは当然だ」とイライラしてしまっている自分を肯定することの方が大切です。

あなたのイライラは、おかしいことを「おかしい」と常識的な認識をした結果、生じているのです。それはあなたに常識がある証拠であり、あなたの強い正義感の現れなのです。だから決して、イライラしている自分を否定してはいけません。

非常識なことに対して、「こんなことでイライラする自分が悪い」と考えるのは、その非常識な行為を認めてしまうということです。「タバコのポイ捨てくらいで怒る方がおかしいんだ」ということであり、強引な捉え方をすれば「タバコのポイ捨ては許容すべきこと」だと言っているのと同じです。おかしいですよね。

非常識な出来事に対してイライラした時は、そのイライラを抑圧しないでください。この感情は正常な反応なんだと自分を肯定してください。

Ⅱ.かわいそうな人だと考える

非常識な行動で、周囲をイライラさせる人というのは「常識を持っていない」という意味で「可哀想な人」「哀れな人」です。「この人はこんな非常識なのか。なんだかかわいそうだな・・・」という見方をするとイライラが和らぎます。

自分の気持ちを納得させるために無理矢理こう思い込むわけではありません。常識のない人というのは、そのうち誰からも相手にされなくなります。一緒にいて不快を感じる人と仲良くしたい人なんていません。常識が分からない人は世間からも認められず、これからもトラブルを重ねていくでしょう。

非常識な人を見て、あなたも「この人とは仲良くしたくないな」と思ったでしょう。これまでに同じことをたくさんの人が思ってきたはずです。そしてこれからも同じように思う人はたくさんいます。

このような人が最終的に誰からも相手にしてもらえなくなるのは明らかです。長期的に見れば、非常識な行動をする人は「可哀想な人」「哀れな人」です。

「こんな常識もないなんて、かわいそうな人だ」
「自分は常識を持っていてよかった」

このように考えてみて下さい。

Ⅲ.イライラは長くは続かないものだと認識する

怒りやイライラした感情というものは長くは続きません。

イライラする出来事があると、その直後からカーッとなりイライラ感が急上昇しますが、そこがピークです。その後は緩やかにイライラは低下していきます。

どんなにイライラした出来事であっても、1か月、1年と経てば「そういえば、そんなこともあったなぁ」と、まるで他人事のように冷静に思い返せます。

「イライラするのは、時間が経てば必ず落ち着くものだ」
「今はイライラしているけど、この怒りはこれから下がっていくからもうちょっとの辛抱だ」

このように見通しをしっかりと意識するだけでも気持ちは楽になり、それだけでイライラも和らぎます。

Ⅳ.イライラしても何の得もないよね、と考える

冷静に考えると、イライラで得られるものは何もありません。それどころか失うものばかりです。

不快な気分になるため、その時間は何にも集中できず、人生の貴重な時間を無駄にしてしまいます。
イライラすると周囲にもそれが伝わるため、無関係の人を巻き込んでしまい、人間関係を悪くすることもあります。

イライラすると交感神経が興奮し、血圧や脈拍が上がりますし、ホルモンバランスも崩れます。長期的に考えれば身体を傷める行為であり、健康にも悪いのは明らかです。

また、イライラする時は交通事故や事件を起こす確率が高まります。大げさな話かもしれませんが、イライラひとつであなたの人生を台無しにしてしまうことだってあるのです。

こう考えてみるとイライラするのって悪いことばかりです。イライラしてるなんて、もったいないことですね。

Ⅴ.相手が常識人ならば正直に伝えてみる

常識のある人でも、余裕のない時は非常識な行動をしてしまうことがあります。

いつもは常識のある人なのに・・・。

このように思える方がイライラの原因なのであれば、折を見て正直に伝えてみるのもひとつの方法です。

普段は常識的な人が非常識な行動をしている時は、その人の精神状態は安定していないことがほとんどです。そのため、すぐに伝えるよりも、少し落ち着いた時に伝えた方が相手も冷静に聞いてくれますのでより良いでしょう。

Ⅵ.その人の良いところを思い出してみる

知らない人ではなく、面識ある人に対してイライラした時に有効な方法です。

イライラすると、そこから連鎖して、その人の悪いところばかりが目に付くようになってきます。

「そういえば、あの時もこんなひどいことをされた」
「こないだもこんなことがあって腹が立ったな」と。

しかし、悪いところしかない人間はいません。人は誰でも悪いところもあれば良いところもあるものです。

相手にイライラした時こそ、その人の良いところを挙げてみましょう。

「今日は腹が立ったけど、こないだは手伝ってもらって有難かったよな」なんて考えることができれば、しめたものです。良いところを思い出してあげれば、イライラするような出来事があっても相殺することができます。

2.イライラしやすい原因が自分にないか見直す

イライラした時は、「自分がイライラしやすい状態になっているのではないか」、という視点を持つことも大切です。例えば次のような状態では、イライラの閾値が低くなり、ちょっとしたことでイライラするようになります。

自分の側にもイライラしやすい原因があることが認識できれば、「だからイライラしていたのか」と納得することができます。納得できるとイライラも和らいでいきます。

Ⅰ.過度のストレス、疲労

最近仕事が忙しい、あまり休めていない、疲れが取れていない。このような状態では気持ちに余裕が持てないため、イライラしやすくなります。

Ⅱ.睡眠不足

必要な睡眠時間は人によって違うため、何時間以下だと睡眠不足かは厳密には定義することはできません。しかし、4時間以下の睡眠が続いているようなら、睡眠不足である可能性は高いでしょう。また、普段と比べて明らかに睡眠時間が減っているようであれば、それも睡眠不足の可能性があります。

睡眠は人間にとって必要なものですので、これが十分に行われていなければイライラしやすくなって当然です。

Ⅲ.栄養の偏り

栄養が十分でないとイライラしやすくなります。お腹が減っていると怒りっぽくなりますよね。
また、食事のバランスが乱れていたり、不規則な食生活が続くと精神的不安定につながります。

スポンサーリンク

3.イライラを発散する!6つのイライラ解消法

イライラするような出来事に遭遇した時、

  • イライラを解消できるような考え方をしてみる
  • イライラしやすい状態になっていないか見直す

ということを紹介しました。まずはこの二つでイライラ解消を試みてください。

しかし、これだけではイライラが治まらないこともあるでしょう。そんな時はどうすればいいでしょうか。イライラをうまく処理できない時、これはもう発散するしかありません。

ということで、おすすめのイライラ解消法を紹介します。

Ⅰ.運動

健全にイライラを解消したいのであれば、身体を動かす事が効果的です。

適度に身体を動かすと、充実感や爽快感から気持ちも前向きになります。また、「イライラした出来事」に向いていた意識を、身体を動かすことに向けることになるため、イライラを忘れることができます。

「イライラを解消する」という目的であれば、単調で低刺激な運動よりも、身体を大きく動かして刺激のある運動の方が良いでしょう。

例えば、散歩やゆっくりめのランニングは健康的には良いのですが、イライラ改善への効果は乏しさがあります。運動中にイライラした出来事を思い出せてしまいますし、負荷が低いと発散効果も弱くなってしまいます。

ボクササイズやサッカーなどのように大きく身体を動かし、運動に意識が集中するくらいのスポーツの方が、イライラを解消するという意味では良いでしょう。

Ⅱ.寝る

眠ることで気持ちをリセットすることができます。イヤなことがあっても眠ってしまえば、目覚めた時にはイライラは軽くなっているものです。

「ふて寝」なんて言葉もありますが、イライラして何も手につかない時は、眠ってしまうのも有効なイライラ解消法です。

Ⅲ.好きな映画やテレビ番組を観る

自分が好きな映画やテレビに没頭することも有効です。これは二つの効果が期待できます。

これらは見終わるのに、60分程度はかかります。短くても30分、長いものだと120分はかかるでしょう。ということは、この時間だけイライラから意識をそらせるということです。120分もイライラを忘れていられれば、思い出した時にはそのイライラは大分軽くなっています。

また、好きな映画やテレビ番組は、感情を激しく動かします。鑑賞中に感動して泣いたり、反対に面白くて大笑いしたりするでしょう。感情を表現することはストレス解消に効果的であるため、この意味でもイライラ解消が期待できます。

Ⅳ.話す

誰かに話すことはイライラ解消に効果的です。言葉としてストレスを身体の外に出すことで、ストレスは発散されます。また、自分の気持ちを誰かに分かってもらうことでで安心感を得られます。

ストレスの多い職場の飲み会では、その会話内容のほとんどが「グチ」になってしまうそうです。これはグチを言う事でストレスが解消されるからです。また、職場の事情を知っている同僚の方がグチを言った時に、その気持ちを共感してくれるからというのもあるでしょう。

話すことで、溜め込んでいたイライラ感が発散されます。イライラした出来事を友人や家族などに話してみましょう。

「それはひどいねぇ」「非常識なヤツもいるもんだね」

このような共感を得られれば、イライラはより軽減するでしょう。

Ⅴ.大声で歌う

イライラが溜まってくると大声で叫びたくなりますよね。確かに大きな声を出すことはストレス解消になります。

自宅では大きな声を出せないという方も多いでしょうから、そんな時はカラオケで大声で歌ってみてはどうでしょうか。大きな声を出すとストレスが発散され、イライラする気持ちも落ち着いてきます。

Ⅵ.旅行する

かんたんに出来ることではありませんが、休みが取れるなら思い切って旅行にいくのも手です。近場で一泊でも構いません。旅行というのはいつもと違う「非日常の世界」です。新しい環境に身を置くと、気持ちが新鮮になり、イライラしていたことも「どうでもいいや」と考えられるようになります。

4.怒るような出来事もないのにイライラしてしまう場合は

何か非常識な出来事に遭遇した時、それに対してイライラするのは正常な反応です。

しかし大した出来事でもないのにイライラしてしまったり、ちょっとしたことでイライラが抑えられないのであれば、それは正常な反応とではないかもしれません。

この場合、病気の症状としてイライラが出現している可能性があります。例えば認知症では易怒性(怒りっぽさ)が増悪することがあります。躁状態で気分の高揚から、些細なことに対して怒りっぽくなります。

うつ病も精神エネルギーが低下しているもどかしさからイライラが出現することがあります。精神疾患以外でも、ホルモンバランス(甲状腺や女性ホルモンなど)の崩れによってイライラが出ることがありますし、おくすりの副作用でイライラが出現することもあります。

このように、イライラが出る疾患は多くあります。

場にそぐわないイライラが続いており、自分や周囲が困っているようであれば病気の可能性もありますので、病院を受診して医師に相談することも必要です。

<まとめ>

イライラするようなことがあった時は、

  1. まずはイライラをうまくコントロールできるような考え方をしてみる
  2. そもそも自分がイライラしやすくなっていないか見直してみる
  3. それで治まらなければ、イライラを発散させる行動をしてみる

ということをしてみましょう。

また、あまりに些細なことでイライラしてしまったり、イライラがひどくて生活に支障が出ているようであれば、病気の症状でイライラが出ている可能性もあります。そのような場合には病院を受診し、医師に相談してください。

スポンサーリンク
こちらの記事も是非ご覧下さい