リーゼ錠5mg、リーゼ錠10mgの効果・強さ

リーゼ5mgとリーゼ10mg

リーゼは、1979年に発売された抗不安薬です。

1日投与量としては、5mg~30mgの間で使われることが多く、最大量は30mgまでです。

錠形としては、

「リーゼ錠5mg」
「リーゼ錠10mg」

の2つがあります。

使用量が5mg~30mgと幅があるため、

「どれくらいの量が普通なのか」
「15mgという量は一般的に多いのか」
「30mgだとどれくらい強いのか。安全性はどうなのか?」

などの疑問を持たれる方もいるでしょう。

ここでは、リーゼ5mgやリーゼ10mgが一般的にどのくらいの強さなのか、また量の違いによって強さがどれくらい変わるのかについてお話します。

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1.リーゼ5mg、10mgの位置づけ

リーゼは添付文書には「15mg~30mgの量で使用する」と記載があります。

しかし実際は、量が少ない分には問題はないため、下限は15mgではなく、患者さんの症状によって10mgや5mgで使うこともあります。

2.5mgや1.25mgで使っても悪くはないのですが、錠剤を割って処方するのも大変だし、リーゼはもともと効果が弱いため、5mg未満量での処方はほとんどありません。

5mg~30mgの間での処方が一般的だということになります。

効きには個人差があるため、一概に「このくらい量でこのくらいの強さです」とは言えませんがおおよその感覚で言うと、15mgが普通量です。

ここで言う普通量とは「臨床でよく使われる量」「平均的な量」という意味です。

30mgはやや多めの量かな、という印象です。とは言っても、リーゼはもともと効果が穏やかなお薬ですから、別にこの量を使うことは悪いわけではありません。

逆に1日量が5mgや10mgで落ち着いている場合は、不安症状はあるものの、かなり軽度であると予想できます。

ただしリーゼは半減期(≒お薬の血中濃度が半分に下げるまでにかかる時間で、作用時間の1つの目安になる値)が6時間前後のため、5mgを1日1回投与、あるいは5mgを1日2回朝夕食後に投与だと、薬物動態的には一日中、安定した血中濃度は保てないことになります。

1日のうち、特定の時間だけ特に強く効かせたいという事であればこのような使い方でもいいと思いますが、1日を通して、ある程度効果を持続させたいのであれば、5mgを1日3回服薬することが好ましく、そうなると普通量の15mgになります。

 

2.量を増やせば効果は強くなるけど・・・

どんなお薬でも同じですが、基本的には量が増えればそれだけ効果は強くなります。

リーゼ5mgとリーゼ10mgでは、後者の方が2倍多く身体に入りますから、どう考えても、より強く効くはずです。

「量を増やせば、お薬の効きも強くなる」

これは真実です。

しかし、量を2倍にしたら、効果も2倍になるのかというと、実際に処方している印象としては、そんなことはありません。

例えば、リーゼ5mgを処方して、効きが不十分であるため10mgに増やした。その場合、量を2倍にすることでどのくらい効きが強くなるのかというと、体感的なイメージですが、1.2~1.4倍程度にしか効果は強くなりません。

特に、高用量になればなるほど効果の差は小さくなっていき、20mgと30mgではほとんど効きが変わらなかった、ということもあります。

抗不安薬は、量を増やせば効きは多少強くはなります。でも、「量を増やせば増やすほど、どんどん効く」というものではないのです。

これを理解しておくことはとても大切です。

ここを理解せず、「もっと増やせばどんどん楽になれるんだ!」と安易に考えてしまうと、乱用や依存につながりやすくなるのです。

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3.少量からはじめるのが基本

お薬が、どのくらい強く効くかは実際には使ってみないと分かりません。

「一般的にはこのくらい効く」という平均像はあるものの、それがこれから投与するあなたにも同じように当てはまるとは限らないのです。

そのため、少量からはじめて効果を見ながら少しずつ増やしていくことが基本になります。

抗不安薬でもこれはもちろん同じです。

リーゼは一般的には効果は弱いと言われてはいますが、本当にあなたにも弱く効くかは、使ってみないと分かりません。中には5mgでも眠気の副作用で苦しむ人だっています。

そのため、1日量10mg-15mg程度の少量から開始しましょう。いきなり30mgから開始することはお勧めできません。

増量する場合も、最低でも1週間以上は様子をみて、それでも効きが不十分な場合に限り検討してください。

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