LSAS-J|心理検査で社会不安障害をセルフチェックしてみよう

社会不安障害 チェック

精神疾患の診断は精神科医の診察によって行われますが、補助的に心理検査を用いることもあります。

精神疾患は、血液検査や画像検査などから異常を検出することが出来ません。そのため、診断には精神科医による入念な診察が欠かせないわけですが、「こころ」という目に見えない症状を扱うため、専門家であっても判断に迷うことはあります。

そんなとき、診断の精度を上げるために役立つのが心理検査です。

今日は、社会不安障害の診断の補助に広く用いられている、LSAS-Jという心理検査について紹介します。

また、本記事で実際にLSAS-Jを行うこともできます。

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1.LSAS-Jとは

LSAS-JとはLSAS(Liebowitz Social Anxiety Scale)という米国で開発された社会不安障害に対する心理検査の日本語版(Japanese)です。

LSASは当初米国で開発され、現在では世界中で広く用いられています。

LSAS-Jは24個の質問に対して、「恐怖感/不安感」と「回避」の程度をそれぞれ0~3の4段階で評価し、社会不安障害の程度を判定します(総質問数は24×2=48個になります)。

回答は「過去1週間」についてどの程度であったかという基準で答えて頂きます。

社会不安障害の判定の他、重症度の判定としても有用であるため、社会不安障害の診断に使われるのみならず、治療経過中の「どのくらい良くなったのか」という判定にも用いられます。

144点満点で、点数が高いほど症状が重いことになり、一般的には30点以上だと社会不安障害が疑われます。

2.LSAS-Jをやってみよう

LSAS-Jを紹介します。全48問の心理検査ですので少し時間がかかる検査になりますが、社会不安障害のセルフチェックには有用です。

  • Ⅰ.恐怖感/不安感について答えて下さい
  • Ⅱ.回避する割合について答えて下さい

30点以上 軽症の社会不安障害が疑われる
50点以上 中等症の社会不安障害が疑われる
95点以上 重症の社会不安障害が疑われる

(注:社会不安障害は現在では「社会恐怖症」「社交不安障害」「社交恐怖」という名称になっています。しかし現場感覚ではまだ「社会不安障害」と呼ばれることも多いため、この記事では社会不安障害という呼び方に統一してお話しています)

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