孤独感はあなたを成長させる!寂しさに振り回されず上手に向き合う克服法

孤独感と向き合うために

「誰も私の事なんて分かってくれない・・・」
「自分は誰からも必要とされていないんだ・・・」

周囲の理解を得られない時、大きな裏切りに合った時、一人で寂しく過ごしている時など、私たちはこのような強い孤独感に襲われる事があります。

孤独感はとても苦しい感情です。しかし誰にでも生じる感情であり、この感情から逃れる事は出来ません。たくさんの友達がいる人であっても、人気者や有名人であっても、孤独感を感じる事はあります。

強い孤独感に襲われると、私たちはそこから逃れたいがために「とりあえず孤独を忘れられるような行動」を取ってしまいがちです。あまり好きでもない人と付き合ったり、興味があまりない集まりに顔を出したり、お酒やギャンブルに走ってしまったり・・・。

短絡的な行動に走ればその時は楽になるかもしれません。しかしそれは孤独感から目をそらしているだけで、いずれ孤独感はもっと強くなってあなたを襲ってきます。孤独感から逃れる事は出来ないのです。

しかし、だからといって孤独感に延々と苦しまないといけないわけではありません。確かに孤独感は苦しい感情ですが、少しずつでも孤独感と向き合う事ができるようになれば、孤独感はあなたを成長させ、あなたの人生をより豊かなものにさせる源となってくれます。

実は孤独感はあなたの敵ではなく、あなたを成長させてくれる試練なのです。

ここでは孤独感という感情がどのようなものなのかを深く知り、それと上手に向き合っていくための克服法について紹介させていただきます。

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1.誰にでも孤独感はある

孤独感は、

「自分を分かってくれる人は誰もいない」
「自分はひとりぼっちなのだ」

と感じる事です。

この世界にはたくさんの人間がいるのに、自分はひとりぼっちで、誰にも受け入れてもらえないという感覚になってしまうのが孤独感です。

私たちは社会的な生き物ですので一人で生きていく事はできません。本能的に誰かとつながる事、誰かに認められる事や受け入れられる事を望みます。

そのため、孤独を感じると私たちの心には寂しさや哀しさ・絶望感といった不快な感情が生じます。

あなたは今、強い孤独感を感じ、それによって苦しんでいるのだと思います。この苦しい感情から逃れたくて「どうすれば孤独感を感じなくなるのか」と必死にその方法を探しているのかもしれません。

しかし孤独感は誰にでも生じる感情です。孤独感が生じて大きく苦しむ方、あまり苦しまない方という違いはありますが、孤独感自体は誰もが感じるものなのです。

あなたの事を100%理解してくれる人はいません。あなたの心の中はあなたしか覗く事はできませんから、あなたの事を100%理解できるのはこの世であなた一人しかいません。そのため、極論を言えばどんな人でも孤独であり、孤独感は生じてしまうのです。

しかし、「孤独感は誰にでもあるんだから、辛くても我慢しなさい」という事を言いたいのではありません。

孤独感から逃れる事は出来ませんが、孤独感はあなた自身が生み出している感情なのです。実際にあなたが孤独かどうかではなく、孤独だと「感じる事」が孤独感なのです。そして自分で生み出している感情ですから、それをどう受け取るかは自分でコントロールする事ができます。

それを「辛い」「苦しい」「みじめだ」と後ろ向きに受け取るか、「自分と向き合う時間なのだ」「自分が成長するための時間なのだ」と前向きに取るかで、こころに与えるダメージは異なってきます。

私たち人間は、「一人では生きていけない」という社会的な生き物であるにも関わらず、お互いの事を全ては理解できないという矛盾を持って生きています。この特性上、孤独感は必ず生じてしまいます。

しかしそれをどう受け取るかによって、孤独感はあなたを成長させてくれるものにもなるし、あなたをただ傷付けるものにもなるのです。

大切なのは「どうしたら孤独を感じなくなるか」という方法を探す事ではありません。「孤独感は誰でも感じるもの」という事を受け入れ、それと無理なく向き合っていける自分なりの方法を見つけていく事です。

孤独感で苦しんでいる方は、まずはこの事をしっかりと意識してください。

2.孤独感は自分を成長させるものにも傷付けるものにもなる

孤独感を感じたとき、それをどのように受け取り、どのように考えるかによって、その孤独感はあなたを成長させるものにもなるし、あなたを傷付けるだけのものにもなります。

私たちは一人で生きていく事は出来ない社会的な生き物です。にも関わらず「自分はひとりぼっちなのだ」「自分は誰からも理解されないのだ」という孤独感が生じれば、苦しみや辛さを感じるのは当然です。

苦しければそこから逃れようとするのが普通ですので、多くの人は「この苦しみから逃れたい」と、とりあえず孤独感を忘れられる行動をとってしまいがちです。

しかし、いちじしのぎの安心感だけを得ようとすると、その時は自分をごまかせても、将来的にはより強い孤独感や苦しみを感じる事になります。

そうではなく、孤独感が苦しくてもそれとしっかりと向き合い、自分を見直す事ができれば、その孤独感は人生を豊かにする原動力となり、長期的には本当に自分が安心を得られる環境や仲間を作ってくれます。

だから皆さんには、孤独感に振り回されてニセモノの安心感を求め続けるのではなく、孤独感としっかり向き合って頂きたいのです。

これをより分かりやすく理解するために、孤独感が生じて苦しんでいる方の例を挙げてみましょう。

Aさんは長年交際していた人から、先日「他に好きな人が出来たから・・・」と別れを告げられました。Aさんは順調な交際が続いていると感じており結婚も考えていたため、とてもショックを受けました。

それからAさんは自分に自信を無くしてしまい、「自分には何の魅力もないのだ」「私はこのまま誰とも結婚できないのだろう」と考えてしまうようになりました。

最近では、自宅に一人でいると毎日強い孤独感に襲われ、いても立ってもいられないような気分に苦しんでいます。

自分がAさんになったと思って考えてみてください。あなたならこのような状況でどのような行動を取るでしょうか。

このような出来事があれば、大きなショックを受けるのは当然です。信じていた恋人からまさかの言葉を言われたわけですから孤独感は生じるでしょう。

しかしこの孤独感を「自分を成長させるもの」に出来るか、「自分をより苦しめるもの」にするかは、Aさんの孤独感への向き合い方によって異なってきます。

とりあえず孤独感から逃れる、という方法だけを取ってしまえば、長期的には自分をより苦しめます。しかし少しずつでも孤独と向き合う気持ちを持てば、最初は苦しさもありますが、必ず自分を成長させる事ができます。

それぞれの行動をとった場合を見ていきましょう。

Ⅰ.とりあえず孤独感から逃れる

私たちはどうしても一人を辛いと感じてしまいます。そのため、孤独感が強いと「誰かと一緒にいたい」という気持ちが強くなります。

そのためこのような時、

  • とりあえず人が集まるところに行く
  • 別に好きでもない人と付き合ってしまう
  • あまり仲良くない人でも遊びに誘う
  • SNSやネットで知り合いを増やして寂しさを紛らわす
  • お酒やギャンブルなどで寂しさを紛らわす

と、とりあえず孤独を紛らわせる行動をとってしまいがちです。

このような行動が全て問題なわけではありません。とりあえず出会いを増やす事でたまたま良い方に巡り合える事もあるでしょう。

しかし、この行動の根本が「とりあえず今の寂しさから逃れたい」という短絡的なものであった場合、確かに短期的には孤独感は忘れられるかもしれませんが、長期的にみれば何も解決していません。

大して好きでもない集まりに寂しさを紛らわすために顔を出しても、本当のつながりは感じられないでしょう。好きでもない人と、寂しさを紛らわすための付き合っても、どこか虚しさを抱え続ける事になります。

短期的には自分を騙せるかもしれませんが、いずれ必ず無理が生じてきます。そしてその時、より強い孤独感に苦しむ事になるのです。

また、このような行動は、寂しさを紛らわせるために相手に合わせる行動になりがちです。自分は本当はこういった考えを持っていて、このような生き方をしたくて、このような人間関係を作りたい、という思いをすべて退け、「寂しさを紛らわせる」事を優先して誰かと一緒にいるわけですから、相手の都合を優先する事が多くなるからです。

自分が行きたくないところでも、孤独よりはマシだと考えて参加します。自分が楽しいと思えない事でも、孤独よりはマシだと考え笑顔を作ります。

すると短期的には何となく寂しさを忘れられても、自分が本当にしたい事から外れていくため、長期的には「私って何がしたかったんだっけ」とより虚しさを感じるようになってしまうのです。

自分が本当にしたい事でなければ、例えたくさんの人に囲まれていても孤独感を消す事はできません。漠然と寂しさを感じ続けるため、結局はいつまでたっても孤独感で苦しむ事になるのです。

Ⅱ.孤独な自分と向き合う

孤独感は辛くて苦しい感情です。

孤独感は誰にでも生じうる感情だとお話しました。そのため誰でもこの苦しみや辛さを感じなくてはいけないのです。

しかしせっかくこんなつらい感情になるのだから、この感情から何か生産的なものを引き出したいものです。

私たち人間にとって孤独はとても辛いものですから、孤独を感じるとついそれを何とか埋めたくなり、前項のような行動を取ってしまいがちです。

しかしそれはその場しのぎの対応であり、何も解決できていません。生じている孤独感と向き合う事をせず、「孤独感を忘れよう」「孤独感から目をそらそう」と、そこから逃げているだけだからです。

孤独感はつらくて苦しい感情ですが、あなた自身の心が生み出した感情ですので、それを無視してはいけないのです。孤独感と向き合う事は短期的には苦しいかもしれません。しかし、長期的には自分を成長させ、より豊かな人生を作ってくれます。

恋人に別れを告げられたAさんは、とても辛いでしょう。ショックが強くて冷静になれない間は、信頼できる人(家族や親友など)に話を聞いてもらったり、そばにいてもらってもいいでしょう。

しかし少し落ち着いてきたら、孤独感と向き合いながら、

「今回はどうしてうまくいかなかったのだろう」
「自分はこれからどうしたいのか」

と考えてみる事です。

そうすれば、

「そもそもあまり会ってない相手だったのではないか」
「じゃあ自分と合う相手ってどんな相手か」
「自分はこれからどのような人と出会えれば、自分が送りたい人生を送れるのか」

など、自分の人生を豊かにするための道筋が見えてきます。

孤独と向き合うという事は、自分と向き合うという事です。そして自分と向き合うという事は、自分が心の奥に閉まってしまった本当の気持ちを再び掘り返す事なのです。

誰かと一緒に過ごしていると孤独感は感じませんが、多少なりとも「誰か」に合わせた生活になります。すると自分と向き合う時間が少なくなり、自分のしたい事がみえなくなってきてしまうのです。

孤独と向き合い、自分の本当の気持ちを思い出せれば、ただ寂しさを紛らわすためにストレスを感じる相手と無理に付き合う事もないし、酒やギャンブルに溺れる事もないでしょう。

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3.孤独感を克服する向き合い方

では孤独感を自分を成長させる有意義なものにするためには、孤独感から逃げようとするのではなく、孤独感と向き合っていく事が大切だとお話しました。

では次に孤独感と向き合っていくための方法についてお話します。

Ⅰ.冷静になれない間は何もしない

孤独感が生じた原因が大きなショックを受けるものであれば、そのショックが落ち着くまでは冷静に物事を考えられないかもしれません。

そのような時は無理して、孤独感と向き合う必要はありません。

孤独感と向き合うのはエネルギーがいる作業です。冷静になれない時に無理に向き合おうとすれば自分の心の傷を更に広げてしまう危険性もあります。

辛い時はその辛さが少し和らぐまで、待っても構いません。孤独感と向き合うのは、少し冷静になれてからでいいのです。

しかし本当に何もしないで部屋にこもりきりになってしまうのは良くありません。

その理由は、気分が落ちている時に何も考える事がないと、悪い方向の事ばかり考えてしまうからです。

何もしないといっても、普段のルーチンワークは最低限行うようにしましょう。生活のリズムもなるべく乱さず、食欲がなくても少しでもいいので3食きちんと食べるようにしましょう。

このようにいつもの生活を崩さない事で、それ以上に心が不安定になるのを防ぐ事ができます。

また一人ではどうしても辛いという時は、自分が本当に信頼できる人(家族や親友など)に話を聞いてもらったり、そばにいてもらってもいいでしょう。

ただしその時もその人に依存してはいけません。「最終的には自分で孤独感と向き合わなければいけない」という事は心の片隅で意識しておきましょう。

Ⅱ.安易な脱出は何も解決しない

表面的な友人を増やしたり、SNSでたくさんの知り合いを作ったり、とりあえずの恋人を作っても、根本的な孤独感が改善する事はありません。

それはあなたと深くつながっている人達ではないからです。

強い孤独感に襲われると、つい「誰でもいいから人と一緒にいたい!」という気持ちになりますが、これは短期的に寂しさをごまかしているだけで、何の解決にもなっていません。

寂しいからと、本当は好きになれないような性格・考え方の人と安易に交際を始めてしまったり、自分とは考えが合わない人と仲良くしたりする事は、長期的には大きなストレス・苦しみを生みます。これはあなただけでなく、相手にとっても不幸な事でしょう。

人と一緒にいる事が悪い事ではありませんが、その背景が「ただ寂しさを紛らわせたいだけ」ではないかは、自分の心によく問いかける必要があります。

孤独感が苦しかったとしても、ただ孤独感から逃れたいがための行動は避けるようにしましょう。

Ⅲ.孤独は自分と向き合う大切な時間だと考える

実は孤独を感じている時というのは、自分と向き合える貴重な時間です。

自分と向き合う事の重要性が分かっている人は、定期的に自分と向き合う時間を取っています。

よく「経営者は孤独だ」「成功者は孤独だ」などと言われたりします。この言葉の意味は色々あると思うのですが、その1つはこのような人たちは「自分と向き合う事の大切さ」をよく理解しているからでしょう。

だからこそ、一見辛くて苦しくても孤独である必要があるのです。

また、自分を見失ってしまったり、自分が何をしたいのかがよく分からないという人が「自分探しのため」といって一人旅に出る事がありますね。

一人旅を経験した事がある人なら分かりますが、一人旅というのは極めて孤独な旅です。日本ならまだ良いのですが海外への一人旅は非常に強い孤独を感じる旅になります。

何故敢えてお金を払ってまでこのように孤独感を生じさせるのかというと、孤独感が生じる事は強制的に自分と向き合う事になるからです。

私たちは普段多くの時間を誰かと一緒に過ごしています。家では家族と一緒に過ごして、学校や職場では同級生や同僚・上司と過ごします。

私たちは社会的な生き物ですから、人と一緒に過ごしていると、必ずある程度は相手の事を気遣います。「昼ご飯、自分は〇〇が食べたいけど、同僚は××が良いっていうかな」「自分はこのプランを勧めたいけど、上司はあっちのプランが良いと言うだろうな」という事を考え、相手の事を気遣った行動をします。

これは社会的に見れば素晴らしい事なのですが、一方で「自分が何をしたいのか」をどんどんと見えにくくしてしてしまう行為だとも言えます。自分ではなく相手の都合に合わせて考える習慣がついてしまうと、自分がどうしたいのかが分からなくなってしまう事も少なくありません。

そうならないためには、私たちは定期的に孤独になる必要があるのです。

孤独になった状況は、「自分は何をしたいのか」「自分はどうありたいのか」と考える絶好の機会なのです。

4.孤独感を和らげる方法

孤独感は誰もが避けられない感情であるとお話しました。そのため最終的には孤独感を受け入れ、自分と向き合わないといけません。

とはいっても孤独感の苦しみが強い時はなかなか向き合うエネルギーを持てないものです。前項でも説明したように、そのような時に無理して向き合う必要はありません。

しかしだからといって短絡的な行動に至ってはいけません。短絡的な行動は孤独感をより悪化させるからです。

孤独感が強い時には、それを少しずつ和らげていく過ごし方をしていき、ある程度落ち着いてきたら孤独感と向き合っていって欲しいのです。

では孤独感を和らげていく方法にはどのようなものがあるでしょうか。

Ⅰ.話を聞いてもらう、傍にいてもらう

孤独感が強くて辛い時期は、人を頼っても良いのです。

ただし頼る相手は選びましょう。そしてあくまでも「頼るのは一時的」だという事を忘れないでください。これが「常に」「何でも」頼る状態になってしまうと、それは「依存」です。

頼る相手は、あなたを受け入れてくれる人、そしてあなたの事を「ある程度」理解してくれている人です。

具体的には、

  • 家族
  • 親友

といった人になるでしょう。

苦しみが大きい間は、このような人に助けてもらってもいいのです。ただ話を聞いてもらうだけ、そばにいてもらうだけで孤独感は和らぐでしょう。

Ⅱ.人助けをする

孤独感が強い時こそ、人の相談に乗ってあげたり、困っている人を助けてあげるようにしましょう。

私たちが「つながり」を感じられる状況の1つに、「周囲から認められた時」「周囲から感謝された時」があります。

「あなたがいて助かった」
「ありがとう」
「あなたがいてくれて心強い」

このような言葉はあなたの孤独感を和らげてくれます。

孤独感が強い時は「誰かに助けてもらいたい」と考えてしまいがちですが、実は誰かを助けてあげた方が孤独感は和らぐのです。

Ⅲ.何か作業をする

孤独感と向き合うほどのエネルギーがまだ蓄えられていない間は、何かの作業に打ち込むのもいいかもしれません。

何かに打ち込んでいる時というのは、意識がその事に集中しますから、孤独感を和らげる事ができます。また何かを達成すると自信になり、自信というのは自分を認める力になるため、孤独感による苦しさを和らげてくれます。

何かに打ち込むという方法は、何かに打ち込む事で一時的に孤独感から逃げているという側面はあるため、どこかで孤独感と向き合う必要はあるのですが、気持ちが冷静になるまでの間、一時的に孤独感を忘れるという方法として使うのであれば有効です。

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