こころが晴れる休日の過ごし方

休日の過ごし方

こころの健康を保つためには、定期的に休みを取らなくてはいけません。

どんなにタフに見える人でも、エネルギーが無限にある人などいません。定期的にお休みを取らないと心身は壊れてしまいます。休日に心身をゆっくり休めてエネルギーを充電することで、また元気に活動できるようになるのです。

このような理由から一般的な企業・学校では週に1~2日程度の休日が設けられています。

しかし、みなさんはこの休日を使ってしっかりと心身を休める事が出来ているでしょうか。

みなさん「身体を休める事」はまずまず出来ていますが、「こころを休める事」に関しては十分に出来ていない方が多いと感じます。

こころの休ませ方は人によって多少の違いがあり、ただ休めば良いというものではありません。また「自分が満足できるような過ごし方」をしたかというのも大切で、例えば一日中家でゴロゴロして終わってしまえば、「一日を無駄に過ごしてしまった・・・」という後悔が生まれ、こころは元気になるどころかむしろ悪化してしまう事すらあります。

せっかくのお休みですから、身体だけでなくこころも元気な状態に回復させたいものです。

休日にこころを元気な状態に回復させるには、いくつか意識しておくべきポイントがあります。今日はこころが晴れる休日の過ごし方について考えてみたいと思います。

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1.こころに良い休日とは

「休日」は文字通り「休むための日」のことで、身体を休めたりこころを休める事が目的です。

一般的な企業や学校では、定期的に休日を取り入れる事が義務付けられています。みなさんは毎日職場や学校などで一生懸命頑張られており、毎日これを続ければ疲労・ストレスはどんどん蓄積してしまいます。疲労やストレスが限界以上に蓄積されれば、誰でも必ず身体やこころの調子を崩してしまうでしょう。

そうならないために、定期的に休日を入れる事で疲労やストレスを回復させてあげる必要があるのです。

つまり休日の目的というのは、「疲弊した心身を回復させる事」になります。

休日の目的として、みなさんにしっかりと認識していただきたい事があります。休日は「身体を休める日」ではありません。「身体とこころ(心身)を休める日」です。そして多くの方は休日に「身体」は休ませているのですが、「心」を休ませていません。これでは片手落ちの休日になっており、休日明けにまた元気に活動する事ができません。

疲れた「身体」を回復させる方法というのは比較的明解で、多くの方が正しく理解しています。身体をリラックスさせ、ゆっくり休めばいいのです。一日中のんびり過ごしたり、十分な睡眠を取ったりすれば身体の疲労は回復していきます。

しかし、疲れた「こころ」を回復させる方法はというと身体の回復法ほど画一化していません。こころの回復には、自分のこころが「快(心地よい)」と感じる過ごし方をする事が大切ですが、これには個人差があるため画一化はできないのです。

例えばある人は「ケーキを食べると癒される」と感じていたとしても、別の人は「ケーキなんて見ただけで吐き気がします」と感じる方もいます。ある人にとってはこころを休めるための行動であったとしても、別の人にとってはただのストレスになってしまう事もあるのです。

そのためこころの疲労を回復させるためには、「自分が快と感じるものは何か」というのをしっかりと理解しておく必要があります。

こころに良い休日というのは、「自分にとって快(心地よい)と感じる過ごし方をする事」であり、具体的な過ごし方というのは自分で考えないといけません。

2.自分にとって心地よい事は何か考えてみる

どのような過ごし方をすれば、疲弊したこころを回復させる事が出来るのかというと、その答えは人によって異なってきます。

「休日はこれをすればこころの健康にいいよ」と言えるような答えはありません。自分はどのような時に「心地よい」と感じるのかを考え、そこから答えを見つけていくしかないのです。

自分にとって心地良い過ごし方を探す事は難しい事ではありませんが、慣れていないとどのように探したらいいのか分からないかもしれません。

そのため、ここではストレスを軽減する事が出来る過ごし方をどのように見つければいいのかを紹介させて頂きます。

まず、あなたがストレスを感じる原因となるストレッサー(ストレス因)にはどのようなものがあるでしょうか。そして反対にあなたが「心地よい」「楽しい」と感じるものにはどのようなものがあるでしょうか。

そこから少しずつ自分にとっての「心地よさ」を見つけていきましょう。

例えば、ある特定の人といるとストレスになるのであれば、休日はそのようなタイプの人とは距離を置くべきでしょう。ガヤガヤしている場所にストレスを感じるのであれば、少なくともこころの疲労を回復させたい時にはそのような場所には出かけない方が良いでしょう。

自然と触れ合う事で心地よいと感じるのであれば、公園や森林への散歩などは良い過ごし方になる可能性が高いでしょう。お茶を飲んだり半身浴をする事で「心地よい」と感じるのであれば、自宅でゆっくりティータイムを過ごしたり半身浴をする事がこころの回復につながりそうです。

このように自分にとって「快」「不快」と感じるものを考えてみる事で、自分にとって心地よい休日の過ごし方は少しずつ見えてきます。

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3.後悔しない過ごし方をしよう

こころを回復させる過ごし方をするために、1つ覚えていただきたい事があります。

それは「過ごし方を自分で決める」という事です。

誰かに言われたままの事をする休日や、何も決めずに何となく過ごした休日は「後悔」が生まれる可能性が高く、これはこころの回復に適していません。反対に自分で決めた過ごし方は「達成感」や「満足感」を得られる事が多く、こころの回復に適しています。

休日を何もせずボーッと過ごしてしまい、夕方になって「もっと何かをすればよかった」「今日も一日を無駄にしてしまった」と後悔したことはないでしょうか。特にこころが顕著に疲弊してしまっている方に多いのですが、何となくボーっとしているうちにそれだけで一日が終わってしまうという過ごし方を患者さんから聞くことがあります。

休日に何もしない事は悪い事ではありません。「今日は何もせず、ひたすら休もう!」と自分で決めた上で取った行動であれば何も問題はないでしょう。それも良い過ごし方の1つだと思います。

しかし、「せっかくの休みだし何かした方がいいよな・・・」「でも動くが面倒だな・・・」とダラダラしているうちになんとなく一日が終わってしまったのであれば、これはこころに良い過ごし方とは言えません。その日の最後は後悔の気持ちでいっぱいになるのではないでしょうか。

こころを回復させる休日を過ごすためには、

「休日に何をするか自分で決める」

という事が非常に重要です。

何かしなくてはと考えているうちに面倒になり何もせずに一日が終わってしまったり、本当は乗り気ではないのに他者の提案付き合ったりというのは、こころを回復させるような過ごし方とは言えません。

自分で「今日はこんな事をしよう」と決めて行動する事が、満足のいく休日を過ごすためには欠かせません。この満足感はこころに達成感や充実感を与え、元気をもたらしてくれます。

4.こころの休養で最低限守って欲しい2つの事

こころが休まる休日の過ごし方というのは人それぞれで違うとお話ししましたが、そうは言っても最低限抑えて頂きたいポイントがいくつかあります。

最低限これらは守った上で、自分にとって心地よい過ごし方をしていきましょう。

Ⅰ.生活リズムは大きくは崩さない

休日はいつもより起きる時間が遅いという方も多いと思います。

仕事に追われる日ではないのですから、いつもより遅くに起きる事は問題ありません。休日くらい、朝はのんびりしたいですよね。

しかし昼過ぎや夕方まで寝ているとなると、これはあまり良くありません。寝ている間は良いのですが、起きた時に「一日を無駄にしてしまった・・・」という後悔が強くなります。また休日に生活リズムを大きく乱してしまうと、また平日に戻った時に元のリズムに戻すのが大変になります。

休日と言えども、リズムをずらすのは1~2時間程度に抑えるようにしましょう。

これは起床時間だけでなく、就寝時間も同様です。

休日だからと大きく夜更かしをしてしまうと、生活リズムの乱れや翌日を有意義に過ごせなくなってしまいます。

Ⅱ.自宅の外に出よう

家の中でもこころを回復させるような過ごし方はあるのですが、家に一日中こもりきりというのはあまり良い過ごし方とは言えません。

日光を浴びたり、適度に人と触れ合ったりといった行動はこころの健康にも良い影響を与えます。

なるべく外に出る機会を作る工夫として、朝起きたらとりあえず着替えてしまうという方法は有効です。

一日中家にいるからと、ずっとパジャマや寝巻で過ごす方がいますが、これだとダラダラして一日が終わってしまう可能性が高くなります。朝起きたらすぐに着替えるようにすれば、気持ちを切り替えられ、活動をしやすくなります。

5.こころが元気になる休日の過ごし方10選

自分なりに心地よいと感じる休日の過ごし方は見えてきたでしょうか。

最後に、「こころが元気になる」と感じる休日の過ごし方の例をいくつか紹介します。

みなさんにとっても「心地よい」と感じられるかどうかは分かりませんが、「これは心地よさそうかも」と感じるものがあれば試してみても良いでしょう。

Ⅰ.掃除

せっかくの休みを掃除に使うなんてもったいないと感じるかもしれませんが、実は掃除というのは意外とおすすめな過ごし方です。

とはいっても、身体が疲れるほどにがっつりと掃除をする必要はありません。あくまでも「心身の疲労を回復させる」という目的なのですから、適度に行なうのが良いでしょう。

掃除は、実際に部屋がきれいになるというメリットがありますし、その上で片付いた事による達成感・満足感を得る事ができます。また不要なものを処分したりする事で気持ち的にもすっきりしますし、適度に身体を動かしますから良いストレス発散にもなります。

このように掃除は良い事づくめなので、休日の過ごし方としておすすめです。

Ⅱ.想像を膨らませた買い物

買い物もこころの回復には有効です。

といっても、「ストレス解消のための衝動買い」のようなものではありません。このような買い物であればしない方がいいでしょう。

こころの回復のために有効な買い物というのは、自分で「これがあったら部屋が素敵になるんじゃないか」「この服を着たらいつもと違う自分になれるんじゃないか」「これをあの人に贈ったら喜んでくれるんじゃないか」と想像を膨らませて、自分で目的を考えて行なう買い物の事です。

自分にとって嬉しい結果になると思われる事を想像しながら、ものを選択して購入するというのは、楽しいものです。また、購入後に実際に生活に嬉しい変化があれば、達成感や満足感が得られます。

「自分は何が似合うかな」「こんなファッションを試してみたいな」などと考えながら、自分で選んでみましょう。「これを部屋においたら可愛いな」「これがあれば部屋が快適になるな」と考えて部屋の小物を買うのも良いでしょう。

いずれも自分で考える事で満足感や達成感を得る事ができます。

Ⅲ.温泉などのリラックス施設

日本人にとっての癒しといえば「温泉」ですが、温泉や銭湯などでゆっくりと過ごすのもおすすめです。

適度な温かさの温泉に入る事で血行が改善して筋肉がほぐれるだけでなく、副交感神経も活性化して心身がリラックスしやすくなります。

Ⅳ.ドライブ・小旅行

自分にとって心地良いと感じる音楽を聴きながら、ドライブや旅行に出かけるというのも良いのではないでしょうか。

ただし、

  • 渋滞
  • 天気が悪い日

などであれば逆にストレスになってしまう事もあるため、空いている地域や晴れた日がお勧めです。

Ⅴ.身体を動かす

適度に身体を動かす事はストレス解消になり、こころの健康のためにもおすすめです。

運動が嫌いな方でなければ、ウォーキングやサイクリングなどでも問題ありません。

注意点として、翌日に疲れが残るほど頑張ってしまうのはおすすめできません。身体とこころというのは深く関係しているため、翌日に身体の疲れが残っていると、こころも不安定になりやすくなるからです。

Ⅵ.読書

インドア派の方は、読書もおすすめです。

自宅の方が落ち着くという事であれば自宅で読書をするのもいいのですが、やはり出来れば図書館や公園などいつもと違った場所で読書をしてみるとなお良いでしょう。

Ⅶ.人助け

友人の手伝いでもいいし、地域のボランティアなどに顔を出しても良いでしょう。

久々に実家に帰って親孝行などをするのも良いかもしれません。

身体は多少疲れるかもしれませんが、満足感や達成感、自尊心などが得られこころは元気になります。

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